
交人如乗馬 御法在吾存 得失素無定 是非何足論
外調の存廃如何 : 内閣一大背景の得喪に関す : 是れ其の今尚存続する所以
新借款団に対する是非 (上・下)
港都の背山伐採は是か非か : 素人の思いつきには難点
当業者は嫌がる : 是非欲しい廉売課税
吾輩は水である : 吾輩が多摩川上水から何う苦労して水道に出るか御存じ
高速電車は是非市営に… : 乗車賃は一哩二銭が標準 : 帰阪した角電気局長語る
為替市場設置是非 : 要するに時機の問題
吾国に適当なる疾病保険法は如何
毛皮の良否斯うして見分る : 是非心得て置きたい
水利権に対する電気業者の寄附行為の是非
報復関税に関する一考察 : 対英経済宣戦是非
英国が気にする潜艦の存廃 : 是れ亦論議の焦点
是非とも議会に健康保険法案提出を熱望する
関税の存置如何と外米輸入数量の消長 : 免除の年は非常に多い

吾は是れ十方世界の身 由来到る処 に物と相親しむ 人言聞き去りて皆善と称す 耳順何ぞ期せん六十の春 年六十戯れに賦す
欧洲復興会社と西伯利の利権獲得 : 参加の是非果して如何 : 我国の態度或は一変か
貿易新機構を軌道に : これだけは是非解決したい
京城の電気事業統一 : 吉村府伊は在任中に是非とも実現する意気込み
こうすれば稲は助かる : 是非実行すること : 多加野では成績が頗るよい
再現送を是認する日銀総裁の不謹慎 : 財界に非難沸騰す
鮮銀浦潮支店は飽まで存続せよ : 北満貿易にも是非必要 : 銀行内部の強硬論
米不足は解消だ! : 偏在に荒療治の抜打値上げ : 乗切れお台所非常時
素晴しく躍進する支那の民間航空 : 現存三公司の業態

交人如乗馬 御法在吾存 得失素無定 是非何足論
![思う所無く還(ま)た思う所有り 半生の心事吾が非を笑う 兎烏五十等閑に去って 天命如何尚お知らず 諭 癸未[明治16年]元旦](http://iiif.lib.keio.ac.jp/iipsrv/FIB/tif/87.tif/full/256,/0/default.jpg)
思う所無く還(ま)た思う所有り 半生の心事吾が非を笑う 兎烏五十等閑に去って 天命如何尚お知らず 諭 癸未[明治16年]元旦
![日出の東、日没の西 春風万里五雲斉(ひと)し 帝京の朝賀、人已(すで)に散ずるも 台北台南、鶏未だ啼(な)かず 丙申[明治29年]元旦](http://iiif.lib.keio.ac.jp/iipsrv/FIB/tif/77.tif/full/256,/0/default.jpg)
日出の東、日没の西 春風万里五雲斉(ひと)し 帝京の朝賀、人已(すで)に散ずるも 台北台南、鶏未だ啼(な)かず 丙申[明治29年]元旦
![福翁六十今四を加う 活動尚お能く手もて自(みずか)ら舂(うすづ)く 巨臼却って嗤(わら)う山に似て静かなるを 衰朽に堪えずして五たび容(かたち)を新たにす 丁酉[明治30年]春 第五の米臼を新調す](http://iiif.lib.keio.ac.jp/iipsrv/FIB/tif/52.tif/full/256,/0/default.jpg)
福翁六十今四を加う 活動尚お能く手もて自(みずか)ら舂(うすづ)く 巨臼却って嗤(わら)う山に似て静かなるを 衰朽に堪えずして五たび容(かたち)を新たにす 丁酉[明治30年]春 第五の米臼を新調す

無所思還有所思 半生心事笑吾非 兎烏五十等閑去 天命如何尚不知 諭 癸未元旦

吾は是れ十方世界の身 由来到る処 に物と相親しむ 人言聞き去りて皆善と称す 耳順何ぞ期せん六十の春 年六十戯れに賦す

吾是十方世界身 由来到処物相親 人言聞去皆称善 耳順何期六十春 年六十戯賦

日出之東日没西 春風万里五雲斉 帝京朝賀人已散 台北台南鶏未啼 丙申元旦

適々は豈に唯だ風月のみならんや 渺茫(びょうぼう)たる塵界も自ら天真なり 世情説くを休(や)めよ意の如くならずと 無意の人は乃(すなわ)ち如意の人なり

人生幾許(いくばく)ぞ漫(みだ)りに説くを休(や)めよ 二百五十は天寿の真なり 清雅八旬纔(わず)かに過ぎ去りて 姥姑山上正に春を催す 姑山老先生に贈り奉る 西人言える有り 人は生れて二十五歳にして体格を成す 其の数を十倍すれば則ち天寿なりと 諭吉

福翁六十今加四 活動尚能手自舂 巨臼却嗤似山静 不堪衰朽五新容 丁酉春新調第五米臼

一面真相一面空 人間万事邈無窮 多言話去君休笑 亦是先生百戯中

Double-line Calligraphy by Yamaoka Tesshu

行路何ぞ須(もち)いん世の譁(かまびす)しきを避くるを 書生到る処に計輙(すなわ)ち嘉なり 紅塵市上営々の苦 正に是れ泥中君子の花 学者実業に就く

鄙事多能少年日 立身自笑却壊身 浴余閑坐肌全浄 曾是綿糸縫瘃人 明治十五年七月為森君

鄙事(ひじ)に多能なりき少年の日は 立身して自(みずか)ら笑う却って身を壊(やぶ)るを 浴余閑坐して肌は全く浄(きよ)し 曾て是れ綿糸もて瘃(あかぎれ)を縫いし人 明治十五年七月 森君の為

Five-Syllable Quatrain by Matsudaira Sadanobu

一面は真相、一面は空 人間万事邈(ばく)として窮り無し 多言話し去るも君笑うを休(や)めよ 亦是れ先生百戯の中

一面は真相、一面は空 人間万事邈(ばく)として窮り無し 多言話し去るも君笑うを休(や)めよ 亦是れ先生百戯の中 老翁百話書中の詩

誰か道(い)う仏恩能く人を済(すく)うと 人間の仏を済うも亦前因あり 光明遍照す金円の徳 摂取したり観音堕落の身を 古銅仏を購う
![世論は憐む佗(か)の苦辛の多きを 生民誰か是れ王臣ならざる 鮑[魴]魚赬尾(ほうぎょていび)は政壇の事 吾は仰ぐ帝家万歳の春を 帝室論稿成る 諭](http://iiif.lib.keio.ac.jp/iipsrv/FIB/tif/79.tif/full/256,/0/default.jpg)
世論は憐む佗(か)の苦辛の多きを 生民誰か是れ王臣ならざる 鮑[魴]魚赬尾(ほうぎょていび)は政壇の事 吾は仰ぐ帝家万歳の春を 帝室論稿成る 諭

Poem in Four Seven-Character Phrases

児戯、戯れ来る六十年 一身の苦楽、天然に附す 癡心、自(みずか)ら笑う尚お去り難きを 枉(ま)げて摂生を学んで瓦全を祈る 還暦 ※還暦は明治27年にあたるが、日清戦争中のため、賀莛を1年延期した。

Calligraphy of a Proverb
Last Updated:
Uploaded: 2021-07-21
