
『青鞜派』:(20)ああなんてこと!・・・うら若き乙女の頃は、私のように聖なる詩を熱愛する殿方と結ばれることを夢見ていたのに、カワハゼぐらいしか愛せない夫に出会ってしまうなんて・・・この人ったら焼き魚にでもなるために生まれてきたのかしら!・・・

『青鞜派』:(27)「不思議だわ・・・最近は、ブーローニュの森でエドゥアールさんと馬を走らせる時、より多くの着想が得られるのよ!・・・」「エドゥアール氏と馬を走らせて、どんな考えが浮かぶというんだ?・・・気になるなぁ・・・妻がじゃじゃ馬になるなんてとんでもない・・・ただ貞淑というものにまたがっていてくれればいいんだ!・・・」

『青鞜派』:(21)さようなら、フローラさん・・・あなたの『シャボン玉』を2部、新聞社に送ることを忘れないようにね・・・そうしたら私が担当している学芸欄で褒めちぎってあげるから

『青鞜派』:(3)じゃああなた、私は編集者のところへ出かけますからね・・・たぶん帰りは、随分と遅くなると思うわ・・・ドドールにあと2回お粥を食べさせることを忘れないで・・・もしお腹を空かしてるようならね・・・あ、それと話は変わるけど・・・あれはベッドの下にありますから・・・

『青鞜派』:(11)赤ん坊、もっとむこうへやってちょうだい・・・こんな騒がしいところで仕事なんかできないわよ・・・町はずれにでも連れていって、そして帰り道、ショワズール通りで新しい哺乳びんを買ってきてほしいの!・・・ああ!カバソルさん、この子はあなたの最初の子だけど、最後の子にもなるだろうことを誓っていいわ!

『青鞜派』:(14) 「いらいらするわ、ぴぃぴぃとうるさい子ね、出ていきなさい!・・・私に安らいだ気分で、母の頌歌をつくらせてちょうだいよ!・・・」「大丈夫、大丈夫、・・・すぐに泣きやむよ・・・向こうの部屋へ連れていって、皮ひもでせっかんしてやる・・・」(男性のわきぜりふ)「わが妻の成したことのなかで、なによりも社会に騒動を引き起こすのは、実はこいつだな!・・・」

『青鞜派』:(12)アルシノエは肖像画を描いてもらい、ダゲレオタイプ写真で撮影してもらい、リトグラフのモデルになり、そのうえ伝記まで書いてもらっても、まだ満足してないなんてなぁ!・・・今やわしは、3

『青鞜派』:(31)私の推論に厳密にもとづいて言うとね、ユドクシー・・・全ての物事は人道主義の方向を目ざすべきだと思うの。とどのつまり、私たちのあらゆる執筆は統合へと到達するために、分析から始めなければならないわ・・・それなくしては、社会主義は利己主義に陥ったり・・・物質主義を引き起こすだけだわ、そして・・・もう一杯お茶はいかが

『青鞜派』:(18)「ああ、私の愛するヴィクトール・・・ロマンチックなことを思いついたわ!!・・・あの大海原にみえる真っ青な波にむかって、たった今、この灰色の崖から一緒に飛び込むのよ!・・・」「海に飛び込むだって!・・・ちょっと、もう少し考えてみないか、アナスタシア・・・ぼくはまだしばらくの間、人生という川の流れに身をまかせていたいんだ!」

『青鞜派』:(25)声をかぎりに叫ぶ女議長 ご婦人方!・・・あなたたちは明らかに、我々のアカデミー会則第3条に違反しています・・・第3条によると、5人以上の会員が一度に話してはならないとされています・・・ご静粛に・・・黙って!・・・私の鳴らす鈴も効果がありませんね・・・では閉会して、私は帽子をかぶり出ていきますから!・・・さあ、ご勝手に、めちゃくちゃ好きなようにやってもかまいませんよ

『青鞜派』:(23)「画家は私が『わが魂に立ち込める靄』と題した、陰鬱な雰囲気の作品を執筆中のところを描いたのね!・・・目はまあまあよく描けてるわ、でも鼻にそれほど苦悩の様子があらわされてないわね!・・・」(男のわきぜりふ)「そう・・・確かにその鼻は人に苦しみを与えるほかならぬものだ」

『青鞜派』:(22)自作品を朗誦する青鞜派の作家「第6幕、第1場・・・劇場の舞台の上、1匹のトラが砂漠のなかに眠っている・・・ロザルバは苦痛に耐えながら、なんとか前へ、前へと足を踏み出す。彼女は5人の子どもと年老いた父親を引き連れており、苦痛はさらに、さらに増していく」「ロザルバはとうとう、ココナツがたわわに実ったナツメヤシの木のもとに倒れこんでしまった。そして、絶望にうちひしがれ、声をかぎりに叫んだ・・・『ああ、いつこの苦しみは終わるのかしら!・・・』」(聞き手の人々、声をひそめて)「そして、いつになれば我々のこの苦しみは終わるのか、ああ、まったく!・・・」

『青鞜派』:(17)(オデオン座の平土間席からの声)「作者を!・・・作者を!・・・作者を!・・・」「皆さま、皆さまのもどかしい気持ちもすぐにおさまるでしょう。・・・皆さまはたった今大きな、そして、こう言って差し支えなければ、正当なる成功をおさめた素晴らしい作品の作者を知りたがってらっしゃいますね・・・その作者とは・・・それはこの、このわたくしでございまぁーす!・・・」

『青鞜派』:(13)「ちょっとお邪魔でしたら失礼・・・でもおわかりいただけるでしょう、今、新しい小説を執筆中で、たくさんの昔の作家について調べものをしなきゃならないのよ!・・・」(男性のわきぜりふ)「昔の作家だって!・・・まったく、そんなのその作家たちが生きているうちに調べておけばよかったじゃないか。彼らと同世代なんだろうからさ!・・・」

『中国を旅すれば』:(9)中国の盆踊り 中国の人たちが浮わついてたり陽気だったり楽しみに目がないなんて思ってたら、そりゃまったくとんでもないお門違いだよ。あの人たちは正反対に深刻で気むずかしいんだ、それってのもめっぽう好きな娯楽が、男女差し向かいで、でなけりゃ隣同士に並んで、大挙してしめやかに練り歩くっていうようなことらしいんだから、しかもその間中おたがいに「同士よ、われわれは死すべきだ!」って言い合ってるんだって。舞踊の対極であるとことろの、この儀式の背後にあるとかないとかいう哲学的な意図をはっきりさせるためにも、彼らはそれを「タイキョク拳」と呼んでいるとかいないとか

『中国を旅すれば』:(6)中国の礼節 この国ではみんな礼節について摩訶不思議な考えかたを持ってる!・・・もっとも貞淑なうら若い乙女も、もっとも立派なご婦人も、顔を赤らめたりはしないんだ、体型のとんでもない誇張でもって、みんながそれになるほど正真正銘の風船の外見を与える、あの4分の1の玉みたいなもんに注意を巡らすってことについちゃ・・・みんなはそれを腰当てとか呼んでるみたいなんだけど・・・

『ロベール・マケール』(続):(17)野生の人 哲学は、ベルトラン君、われわれ二人の性格をその体格からうまく説明してくる・・・君には弱さ、おれには力・・・君にはずるさで、おれには勇気だ・・・君はキヅタで、おれは樫。おれなしでは、警察から吹いてくるどんなかすかなそよ風も君を不幸の激流に突き落としてしまうだろう・・・おれのそばを離れるなよ、そして君の武器にしっかり書いておけ−死にたくなければ、すがりつけってな

『ロベール・マケール』(続):(17)野生の人 哲学は、ベルトラン君、われわれ二人の性格をその体格からうまく説明してくる・・・君には弱さ、おれには力・・・君にはずるさで、おれには勇気だ・・・君はキヅタで、おれは樫。おれなしでは、警察から吹いてくるどんなかすかなそよ風も君を不幸の激流に突き落としてしまうだろう・・・おれのそばを離れるなよ、そして君の武器にしっかり書いておけ−死にたくなければ、すがりつけってな

その名もとどろろろぉーくサロン絵画審査員団 その構成やいかに 作曲家がひとり、天文学者がひとり、数学者がひとりに建築家が数人、それに化学者がひとり。─(あくびしながら)化学者が言う「ふわぁーいしゅー(最終)審査のー結果ーぁ・・・、というのか、とどのつまりは、絵画審査員団だってのに画家もいないんだし、そろそろ夕飯に行こうや」
登録日: 2023-01-17
