
わたしたちはみな正直者だ。肩を抱き合い、めでたしめでたし

『そんじょそこらで、てんやわんや』:(10)おいおい、おめえさん!いったいぜんたいどうして、おいらが男やもめになってるなんて知ったんだよ。20年間、汗水垂らして働いて、・・・ちゃんと家を建てるひまもなく。いいかい、おいらはいま立ち直ろうとしてるとこなんだ、だのにそこへもう、おめえさんが再婚話なんか持ちかけやがる、ラグロよ、おいらを放っといてくれ、頼むからもう行かしてくれよ!

ここにこんなモノがあったのかと、いろいろ発見した写真

えっ!あんたプレス(新聞)を相手取ろうだって!!

『パリの門番』:(4)「もしあなたが貴族でなかったら、このアパルトマンをあなたにお見せするのは無駄なことです。わたしは称号のある方にしか貸さないんですから」

『夫婦善哉』:(44)声高に夢みることの迷惑 あたし、夢みちゃった・・・あたし、ヴィクトール!って叫んだの。ねえ、なんかウソついていない、老いぼれキュウリちゃん、・・・あたしがヴィクトールって呼ぶわけないもん、だって、あんた、あの人の名まえはボニファースだって言ったじゃない!

『パリのおのぼりさん』:(4)ちょっとしたお買い物「まあ!・・・素敵なショールだわ・・・あなた、ひとつ買ってくださる?・・・」「なに、まだ欲しいのか!・・・それなら、いっそ全部欲しいって言っておけばよかったのに。はじめからパリ中の店を買ってしまえば、それで済んだんだから!・・・」

『友だち』:(7)「あなたに友人をご紹介いただき、彼に私の卓越した新聞、『ユーロペアン』紙が最近売り出した20株の株主になっていただくことができ、本当に良かったです・・・ご友人にとってはまたとない取り引きですし、あなたもきっとあとで、彼から大いに感謝されますよ!・・・」

『夏の歳時記』:(40)「失礼、もうずっと以前からあなたにお貸ししている500フランをいつお返しいただけるのか、それをうかがいたいのですが・・・」「あのなぁ、おまえさんよ、そんなことをきくなんてどうかしてるぜ、おれがいまなにも持ってねぇのは見りゃわかんだろが・・・」

『パリジャンのタイプ』:(6)「・・・あら、ちょっと、あなたなにを持ってらっしゃるの?」「それを言わないでくださいな、来客があるから買い物をしてきたところなんですよ」

『狩りの歳時記』:(7)「ちょいと!・・・あんた、そこにずっと坐り込んでるつもりかい?・・・」「いや、ちがわい!・・・おれぁ、あんたがおれを背負って、村まで連れてってくれんもんかと待ってたんさ・・・」「冗談じゃねえや、ごめんこうむるよ、こっから6キロもあんだぞ!・・・気で狂ったんか?・・・」「まあまあ!・・・あのさ、だからね、兄ちゃんよ・・・あんたがノロジカをしとめたとしてだよ、それを家へ持って帰んだろ、そういうふうに、してくんないかなぁ!・・・」

『望みのすべて』:(70)「フランソワーズ、きみのいとこの消防士がきたのかね」「いいえ、だんなさま!」「だが、ブイヨンがそう言っとるぞ!・・・」

『できごと』:(70)「うわっ!だあれも『あぶない!』って言ってくれないのかよ」

『パリの浮草稼業』:(9)寄食家 待ってました!いいねえ、ヴェリーで超一流の披露宴を、いただきだ!白手袋もこれこのとおり、花婿どんにゃ花嫁さんのお友だちと挨拶し・・・花嫁さんにゃ花婿どんのお知り合いってなわけさ!

『できごと』:(53)フロリアン以降 あたしが歩いたげるから、あんたは見てちょうだい

『当世慈善家鑑』:(9)〈昨日、サントレノ街で、堂々たる年輩の紳士が卒中の発作に倒れた。たまたま107番地の自室の窓辺に立っていた、かの有名なカバソル博士が助けに急行しなかったら、この人物は命を落としていたかもしれない。彼の的確で驚嘆すべき手当と献身的な看病のおかげで、病人はたちまち回復した。われらが偉大なるカバソル博士は、その惜しみない介抱に加え、とわに彼の名を讃える家族の感謝以外は、いっさいの支払いを受け取ることを拒んだのだった。カバソル博士に栄光あれ!〉「な、あんたがその年配の紳士だったってわけさ。あんただって昨日おれんとこへ顔を出す途中で転んだかもしれなかったし、そんとき自分でけがしたかもしれなかったわけだし、そこで、おれが助けに駆けつけたことになってたかもしれないんだからな・・・ま、おれはこうしたことをみんな新聞向けにちょいとドラマチックに色づけして喋ったのさ・・・あんたにゃなんにも悪いことはないはずだし、おれにとっちゃいい目が出るはずなんでね!・・・」

『望みのすべて』:(55)「あなたをすぐに見分けることができなかったことをお赦しください・・・庭のバラの花と見間違えてしまって、あなただと気づきませんでした!・・・」

『カリカチュラーナ』:(80)株主ロベール・マケール「しかしマケールさん、私がこれらの配当金を分配したとき、あなたはそれが前払いされていることをよくご存じだったじゃないですか?」「どういうことだ!君には配当金を分配する権利はないはずだ。それをわれわれに払い戻したまえ」「あなたがたに払い戻すですって!!!しかしあなたがたはそれを認めたじゃないですか、払い戻しの責任はあなたがたにあります!」「なんの権利があって君は分配したんだ。私の言い分は変わらないぞ。君は私たちに返金すべきだ。私の言いたいのはそういうことだ」

『表情のクロッキー』:(14)「なあ、15フラン貸してくれないか」「いいとも、でも10フランしか持っていないんだ」「やれやれ!・・・参ったな!・・・とにかくそれをよこしてくれよ、きみはぼくに5フラン借りができたことになるな」

『青鞜派』:(26)ああアヘンの喜びよ、おまえはなんて私をうっとりさせることか!・・・まるで東洋に住んでいるような気持ちにさせてくれるわ・・・それにもうずっと長いあいだ、秘められた声が、私の真の故郷は砂漠のはずだと叫んでいるわ!

『夫婦善哉』:(36)「アルチュール、あなたは私に玉座をお約束なさいましたのよ、それなのに、私をカウンターの向こうに置くのですね!」「エロイーズ、思い出さんかね、ナポレオンいわく、玉座とは“絨毯を敷きつめた4枚の板きれ”なんだよ。それにひきかえ、あなたが腰かけているのは6枚の板きれにのっかった1個のクッションの上なのだ」

『パリの浮草稼業』:(19)掛け声屋 いやはや、今夜は三幕物の新作をやるってから、えらいこった、せいぜいがんばんなきゃ。喜劇ならどっと噴き出して笑わなきゃなんないし、悲劇の女主人公物ならわんわん泣かなきゃなんない、作者ときたひにゃアンコールの足踏みしてほしがるし、気高き母親役をやるようなばあさんまで、拍手喝采してほしがる・・・さあて、仕事だ

『パリの浮草稼業』:(27)田舎の大根役者「そうともよ相棒、あの田舎者どもは、おれが『シンナ』をやったときやじりやがった。だからなんだってんだ、え、あんただってその場にいて『シンナ』をやってるおれを見てたじゃねえか!」「おう、そうだったな、自慢じゃねえが、おりゃあ、おめえさんを見してもらったよ。だけど、おめえさんにゃあ、なんでわかんねえのかなあ、田舎のやつらってのは自分の暮らしでかつかつなんだよ。それよかフランス座で旗揚げして、行ってJ-Jさんに会ってこいよ、自分の面倒は自分で見んだな、10万フランで年間契約してくれって、頼んでみりゃいいじゃねえか、拍手喝采されんだろうよ・・・だけどおめえさんは、1500フランの出演料でボーヴェで当てたいんだっけな・・・まったくいいかげんにしろってんだ、この青首大根め!」

『カリカチュラーナ』:(34)おいキミ!礼儀はわきまえてほしいね!だがな執事、招待状には気をつけてくれたまえ!・・・キミはまったく礼儀に欠けてるよ!・・・なぜキミのリストにはグリッパルディン氏、あの評判の悪い男が載っているんだ!・・・デュラン氏もか、この男の財産の出どころなんてわかったもんじゃない!・・・おいおい!ベルトランくん、もしキミがこんなことをしていたら、しまいには私の品位まで落としてしまうよ
登録日: 2023-01-17
