言う是れ扶桑は海東に冠たりと 国光は須(すべか)らく旭光と同じかるべし 他山の石は取れども尽くる無し 惜しむ莫(なか)れ十分に玉を攻(おさ)むるの功を 時事新報
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言是扶桑冠海東 国光須与旭光同 他山之石取無尽 莫惜十分攻玉功 時事新報
北海無尽の宝庫たる露領の撈魚権は惜しくも来八月で尽る□ : 其の以後は何うなる
日銀の金利方針 : 惜しむべし好漢遂に蔵相の馬前に鞭を執らんとするか
これは素晴らしい・純棉大売出し : 広幅物ストック一掃 : 有難いお達しの裏に光る眼 : 売惜みの卸屋さん震い上る
豊年満作なのに「米は何故高いか」 : 政府の調節も全く効果なし而して生活は益々圧迫される主要原因は農家の売惜み : 米価は到底下るまい
石炭も石油も尽くれば如何 : 現世紀の終末には石炭も石油も尽くべし=其後の燃料を如何にするか=此れに代わる物は唯だラジウムあるのみ

(和歌 したしくも永き思ひにむすはれて見るそ楽しきみしか夜の夏)

富士山頂上 夜の荒神とあれくる怒叫の嵐去り・黎明の光りは白雲に虹の色彩を染む御来光
伸びるか縮むか莫大小の禁輸問題 : 同業者死活の境目 : 是非この破目を叩破って英国をして解禁せしめる方針 期成同盟会組織

(銀子にてむつかしい時には米にても請取に廻るべく、平新釜代、書状)
特筆記念すべき自治制は布かれたり : 世界の文化史上に光輝ある一頁を加う
中産階級の為に生活改善の同盟団起る : 堅実なる我国中産階級の美風をして益光輝あらしむべく
クーリッヂ博士が驚くべき新光線発見 : ラヂウムよりもはるかに有効 : いろいろ不思議な作用
早くも街頭に現われた関税引上げの大波紋 : 各方面に削除運動の気勢 : 売惜しみ値上げは到る処に : 特殊品は既に漸騰す

行路何ぞ須(もち)いん世の譁(かまびす)しきを避くるを 書生到る処に計輙(すなわ)ち嘉なり 紅塵市上営々の苦 正に是れ泥中君子の花 学者実業に就く
「娘をなべでくう」「うでをみがく人」「女にまかれる人」「めからはなにぬける」「ての長い人」「だいこげいしや」「したの長い人」

「道外(どうけ)浄るりつくし」 「けいせい返魂香(「はんごんかう」)」「道外浄瑠璃尽」「昔八丈(「むかしはちじやう」)」「白木屋のだん」

鄙事(ひじ)に多能なりき少年の日は 立身して自(みずか)ら笑う却って身を壊(やぶ)るを 浴余閑坐して肌は全く浄(きよ)し 曾て是れ綿糸もて瘃(あかぎれ)を縫いし人 浴後 雪池
景気回復の曙光は先づ織物業界から : 産業統制も一原因と見られる 縞三綾活気づく

「いろはたとゑ」 「つゞみはもとよりなみのおと」「ねぐらかそふやぬれつばめ」「なむさんべにがながれてきた」「らいせをねがふはなにゆへぞ」「むかしかたればしのだのきつね」「うをごゝろあればみづごゝろ」「ゐしかはやはまのまさごはつきるとも」「のみにもくはさぬこのからだ」「●江戸ははんくわとうけたまはり」「くれかさくらもひとしな/\」「やかたへつれゝば●まはりはした」「まはつてようすをきいたがまし」「けんこん二ツのあいだをぬけ」「ふみのごようはわたしがゑてもの」「こひしくばたづねきてみよいづをなる」「江戸むらさきのはちまきに」「てのうちごむよう」「あゝらあやしやなア」
捨て置くと日本は落伍する : 経済政策立直しの時 : 協調が破れても已むを得ぬ : 高橋是清氏の意見
突如成立したポ。リ両国の和解 : タッタ十五分間で手打ち 会議は全く劇的光景 : 欧洲最大の危機かくして去る
米財界の不安に動かされた決意 : 軽々しく言明すべきでない日銀土方総裁は語る

鄙事(ひじ)に多能なりき少年の日は 立身して自(みずか)ら笑う却って身を壊(やぶ)るを 浴余閑坐して肌は全く浄(きよ)し 曾て是れ綿糸もて瘃(あかぎれ)を縫いし人 明治十五年七月 森君の為

毫(ふで)を閣(お)き莞爾として吾が拙を笑う 夫子は自(みずか)ら醒むれども世の眠れるを奈(いかん)せん 数百千言の国権論 硝鉄一声の煙に如かず 国権論稿成る

黒雲明月を吐き 霖雨晴天を報ず 天変と人事と 由来偶然ならず

人生幾許(いくばく)ぞ漫(みだ)りに説くを休(や)めよ 二百五十は天寿の真なり 清雅八旬纔(わず)かに過ぎ去りて 姥姑山上正に春を催す 姑山老先生に贈り奉る 西人言える有り 人は生れて二十五歳にして体格を成す 其の数を十倍すれば則ち天寿なりと 諭吉
![白頭自(みずか)ら笑う苦辛の頻(しき)りなるを 方寸の紙中に写し得て真なり 五十年齢正に一を虧(か)く 今茲(ことし)尚お未だ非を識らざるの人 壬午[明治15年]初秋写真](http://iiif.lib.keio.ac.jp/iipsrv/FIB/tif/50.tif/full/256,/0/default.jpg)
白頭自(みずか)ら笑う苦辛の頻(しき)りなるを 方寸の紙中に写し得て真なり 五十年齢正に一を虧(か)く 今茲(ことし)尚お未だ非を識らざるの人 壬午[明治15年]初秋写真

一面は真相、一面は空 人間万事邈(ばく)として窮り無し 多言話し去るも君笑うを休(や)めよ 亦是れ先生百戯の中 老翁百話書中の詩

四海真に知る徳必ず隣りあるを 自由の在る所の里は乃(すなわ)ち仁なり 聞くならく北米華旗の国には 夙(つと)に西より来りて帰化する人有りと

少小にして初めて伊呂波を知り 姓名略(ほ)ぼ記して佗(ほか)を求めず 如今筆を弄す君笑うを休(や)めよ 却って覚ゆ天真爛熳の多きを 諭

誰か道(い)う仏恩能く人を済(すく)うと 人間の仏を済うも亦前因あり 光明遍照す金円の徳 摂取したり観音堕落の身を 古銅仏を購う

白頭自笑苦辛頻 方寸紙中写得真 五十年齢正虧一 今茲尚未識非人 壬午初写真

言是扶桑冠海東 国光須与旭光同 他山之石取無尽 莫惜十分攻玉功 時事新報

行路何ぞ須(もち)いん世の譁(かまびす)しきを避くるを 書生到る処に計輙(すなわ)ち嘉なり 紅塵市上営々の苦 正に是れ泥中君子の花 学者実業に就く

人生幾許休漫説 二百五十天寿真 清雅八旬纔過去 姥姑山上正催春 奉贈 姑山老先生 西人有言人生二十五歳而成体格十倍其数者則天寿也 諭吉

一面は真相、一面は空 人間万事邈(ばく)として窮り無し 多言話し去るも君笑うを休(や)めよ 亦是れ先生百戯の中

異客相逢う君驚く莫(なか)れ 今吾自(みずか)ら笑う故吾の情 西遊記し得たり廿年の夢 剣を帯びて横行す竜動(ロンドン)城 旧作明治十三年朝鮮使節渡来

一面真相一面空 人間万事邈無窮 多言話去君休笑 亦是先生百戯中

少小初知伊呂波 姓名略記不求佗 如今弄筆君休笑 却覚天真爛熳多 諭

黒雲吐明月 霖雨報晴天 天変与人事 由来不偶然

閣毫莞爾笑吾拙 夫子自醒奈世眠 数百千言国権論 不如硝鉄一声煙 国権論稿成

誰道恩能済人 々間済仏亦前因 光明遍照金円徳 摂取観音堕落身 購古銅仏

Chinese-style Couplet in Seven-character Phrases
![日出の東、日没の西 春風万里五雲斉(ひと)し 帝京の朝賀、人已(すで)に散ずるも 台北台南、鶏未だ啼(な)かず 丙申[明治29年]元旦](http://iiif.lib.keio.ac.jp/iipsrv/FIB/tif/77.tif/full/256,/0/default.jpg)
日出の東、日没の西 春風万里五雲斉(ひと)し 帝京の朝賀、人已(すで)に散ずるも 台北台南、鶏未だ啼(な)かず 丙申[明治29年]元旦
![紅塵纔(わず)かに払って東京を出づ 一日にして旅魂尚お未だ成らず 半夜山風夢を驚かし去れば 却って疑う門外に馬車の声かと 諭吉 己[乙]酉[明治18年]五月塔沢浴泉中の作](http://iiif.lib.keio.ac.jp/iipsrv/FIB/tif/83.tif/full/256,/0/default.jpg)
紅塵纔(わず)かに払って東京を出づ 一日にして旅魂尚お未だ成らず 半夜山風夢を驚かし去れば 却って疑う門外に馬車の声かと 諭吉 己[乙]酉[明治18年]五月塔沢浴泉中の作

独立自尊新世紀を迎う 明治三十四年元旦 ※明治33年12月31日午後8時から慶應義塾では19世紀を送り、20世紀を迎える世紀送迎会が催された。この書はその席上で書かれたもの。

一面真相一面空 人間万事邈無窮 多言話去君休笑 亦是先生百戯中 老翁百話書中之詩
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Uploaded: 2021-07-21
