
『古代史』:(17)冥界のアエネアス あな、おそろしや!彼はふいに、深く愛してくれた女をみつける/匕口を胸に突き立てたまま、両の眼には千々に乱れる思いを宿したその女を/かわいげのある、ためらいがちなウラメシヤーのしぐさで、その女は/無言で彼に語りかける「おなつかしや、いとしき殿、てなわけねぇだろ、このやろー!」(『アエネイス』より、トロニョン氏の訳)

『できごと』:(388)ヒューム氏はユリウス・カエサルの手による靴磨きのまぼろしに酔いしれることはない

『できごと』:(181)25歳の若造どもは、フルーランス氏に著作のなかでの自分たちの分類のされ方についての理由を聞きに出向いた

『できごと』:(151)あの親切なラタポワールさんは、ここに署名すればヒバリの丸焼きが空から降ってくると約束したらしい

つねに極めて深い苦しみをもって・・・ エッヘン・・・われわれは政治の敵にできる限りの厳罰に処せるべく求刑するのであります。われわれに失敗なんぞまったくございません。

つねに極めて深い苦しみをもって・・・ エッヘン・・・われわれは政治の敵にできる限りの厳罰に処せるべく求刑するのであります。われわれに失敗なんぞまったくございません。

つねに極めて深い苦しみをもって・・・ エッヘン・・・われわれは政治の敵にできる限りの厳罰に処せるべく求刑するのであります。われわれに失敗なんぞまったくございません。

『古代史』:(20)アレクサンドロスとディオゲネス いっちょうらのボロ着て、その日暮らしの賢人さんは/浮浪者みたい、ぷかりぷかりとキセルを一服/じっとみつめる、勇者にいわく/そこのあなた、ここの日なたから、ちょっとどいてちょ(ウジェーヌ・シュー氏の流行歌)

『できごと』:(386)バビネ氏は太陽の炎を消すことを決心した。なぜなら自分の予測がうそにならないように

『できごと』:(332)目方かせぎに骨をまぜることが禁じられてからのパリの肉屋の哀しさ

『できごと』:(196)ナポリにて 最良の王たちはみな、王位継承権の順に即位していく

『古代史』:(23)美しきナルシス 彼は若く美しかった、うっとりとやさしい息吹で/そよ風がほら、妙なる輪郭にそっと指を滑らすよ/泉の鏡なす水面に向かい/ためつすがめつするのが好きな、私らと同じホラ穴のムジナるしす(ナルシス・ド=サルヴァンディ氏秘作の、肩の凝らない4行詩)

『中国を旅すれば』:(3) 税関 税関に着くと、旅行者はつつき回され、あちこち探られて、裸にむかれ、身ぐるみはがれる―服は入国できない、そんなものは中国で作られているから。―かつらもだめ、そんなものは作られてないから。―長靴もだめ、皮はご法度だから。―浣腸ポンプもだめ、なんか変な器具だから・・・。―なんでもかんでも没収して、残りのものには関税を支払わせる、で、それがすんだら、空気みたいに身軽になってるってわけ・・・

『古代史』:(44)アナクレオンの死 チーズと洋ナシたらふく詰め込む合間にも、暇さえあれば/この愛の詩人さんたら一杯やっては、はしゃぎまわってた/なのにお楽しみの真っ最中、食いあわせの悪い種1粒がね/もろに当たって、パン味わってる暇なくなりましたとさ(ボシュエの『愚作集』)

『古代史』:(5)アマゾン族 日の光の射しそめる頃、彼女らの気高き女王の御前で/みなが荒馬をゆうゆう乗りこなしているのがみえよう/そして若き勝利者が、砂をまき散らした円戯場のまんなかで/リストのごとく、ひと振りの栄えある大太刀を授けられたのが(その名も同じ大河アマゾンよりいでし4行詩)

コンスティテューショネル氏の勇気ある意見 目下危機に直面する、ポタス=モラス=ベカス=コンスティテューショネル氏の勇気ある意見「いやきっと当局は思い違いをしているのだ。とすれば、その誤りを嘆き悲しむべきだろうが、待てよ、もう少しはっきりしてくれば・・・」・・・老いぼれキュウリ!・・・ボシュエ

『できごと』:(374)ルエールの悲しみ「精一杯上手に剥製にしたのに、だめだこりゃ、まだ生きてるなんてだれも信じてくれやしない」

『できごと』:(379)パーマストン卿に勝ったことを他の平和の仲間たちと一緒に祝うコブデン

『古代史』:(15)アエネアスとディド 霧雨が空をかげらせ、秘密を守ってくれる/たまたま彼らふたりとも、コウモリ傘がなく/小暗い洞穴へぶらぶら、いとしい人をいざない/アエネアスはこのよき日、燃ゆる炎を知った(『アエネイス』より、ヴィルマン氏の改訂版)

『独り者の一日』:(12)午後9時 コクレおじさんは灯りを消して、今日という日の幕を閉じる。今日も今日とて、昨日もそして明日もまた、あいかわらず絵に描いたような独り者生活を送りつづけるのだ!

1842年のサロン 自分の姿が展示されているのにうっとりとして、ご本人さまが奥さんを連れてサロンへやってきた。そうして自分の肖像のまえに奥さんを陣どらせ、観客が群がってなにやら批評しているのをきかせて喜ばそうとする。「みろよ」とだれかが言う「ありゃあ、中国人の長官のリンさんだぜ!」「ちがうよ」と他のだれか。「あれはさ、ほら『人類進化の過程』とかさ、なんかそういうもんじゃないの!」「それはだね・・・」とカタログを手にした紳士が話に加わる。「保険斡旋業者、D・・・氏の肖像ですと」「なるほどね、あんなしけた面さげてちゃ、自分のドタマにゃ保険はかけないって寸法だね、かっぱらってくれようってやつもいないだろうし」(氏の奥方さまはいたく喜んで帰りましたとさ)

1842年のサロン 自分の姿が展示されているのにうっとりとして、ご本人さまが奥さんを連れてサロンへやってきた。そうして自分の肖像のまえに奥さんを陣どらせ、観客が群がってなにやら批評しているのをきかせて喜ばそうとする。「みろよ」とだれかが言う「ありゃあ、中国人の長官のリンさんだぜ!」「ちがうよ」と他のだれか。「あれはさ、ほら『人類進化の過程』とかさ、なんかそういうもんじゃないの!」「それはだね・・・」とカタログを手にした紳士が話に加わる。「保険斡旋業者、D・・・氏の肖像ですと」「なるほどね、あんなしけた面さげてちゃ、自分のドタマにゃ保険はかけないって寸法だね、かっぱらってくれようってやつもいないだろうし」(氏の奥方さまはいたく喜んで帰りましたとさ)

『古代史』:(19)アルキビアデスの若かりし頃 このカッコイイ伊達男、ギンギラギンの、花の後光に包まれて/堂々たる美丈夫で、みめうるわしく勇ましく、とまあ、そんなふうにみえたんだけど/ある日、陰口たたく者どもに、いっぱい食わせてやろうかと/なぜか自分のワンちゃんの、だいじなシッポをちょんぎった、ア、切レタ、あきれた(テオフィル・ゴーティエ氏のギリシャ風物語詩)

『独り者の一日』:(5)朝11時 パリサンドゥル嬢にスミレの花束をあげたく思ったコクレおじさんは、そんな浪費をする自分をやましく感じている。だからせめて自分のハンカチを手ずから洗い清めて、こんな倹約で自分の良心の疼きを癒すのだ
登録日: 2023-01-17
