
詩画集『緑の導火線』より 8.公園のせむし

詩画集『緑の導火線』より 3.はじめに

詩画集『緑の導火線』より 7.二十四の歳月

詩画集『緑の導火線』より 5.塔のなかの耳

詩画集『緑の導火線』より 4.ぼくがちぎるこのパン

詩画集『緑の導火線』より 2.とりわけ十月の風が

詩画集『緑の導火線』より 10.しずかに横たわれ やすらかに眠れ

詩画集『緑の導火線』より 9.ぼくの技巧 すねた芸術のために

詩画集『緑の導火線』より 6.あらゆるぼくの五つのやぼな感官が見るとき

ゴビエ町のシェルターから街道をはずれて22キロ進んだ山深いウォルケイ地区では、飢餓のために人が死に絶え、廃屋が風に鳴っていた

『古代史』:(24)おいてけぼりのアリアドネ ブドウ棚のそば、岸辺に坐り/彼女はその日、ひとりごと/私を愛の痛手から救うため/もうバッカスがくる頃じゃん(Fl・・・嬢の会心の詩)

『平和会議みやげ話』:(2)第2回会合 アメリカ人演説者が有無を言わさぬ口ぶりで、人類に世界平和をもたらすただ一つの方法は、あらゆる人々に彼のように緑の帽子をかぶらせて、しかも日が暮れて床につくときまで脱がせないようにするしかないと論破している。だれもこの意見にあえてたてつこうとはしなかった

『平和会議みやげ話』:(2)第2回会合 アメリカ人演説者が有無を言わさぬ口ぶりで、人類に世界平和をもたらすただ一つの方法は、あらゆる人々に彼のように緑の帽子をかぶらせて、しかも日が暮れて床につくときまで脱がせないようにするしかないと論破している。だれもこの意見にあえてたてつこうとはしなかった

『できごと』:(185)セーヌ銀行に自分たちの威光を行き渡らせた大臣のパリューとルエールは、故郷の山々で休暇を過ごせない自分たちを慰めようと、生まれ故郷のブーレを踊る、法務省の奥の院の締め切ったドアの後ろで
政局変転の鍵 : 相反する二つの力 : 岐路に立つ蔵相 : 難局指導のため因縁を断ち留任せぬとも限らぬ

『人生のうるわしき日々』:(62)あなたがいいところを見せくてはならない日「この大きな花束はいくらかね?・・・」「10フランです」「なんてこった!・・・じゃあこの小さな花束はどうなんだ?・・・」「15フランです」「ひどすぎる!・・・」

『できごと』:(385)バビネ氏がお天道さまはもうじき消えてしまうだろうと発言してから、たとえ真っ昼間であろうとわが家に帰るとき、パリの人々は警戒心を欠かせません

『できごと』:(145)ヨーロッパの新聞記者風情が畏れ多くも陛下の行政行為をあれこれ論評しやがったのを知ったスルーケ皇帝は、そのとんでもねえ野郎をふんづかまえにやって来て、煮えたぎったタールをどっぷり入れた釜ん中へぶち込んでやったとさ─それってのもこのへぼ文士にちょいとお灸を据えてやって、皇帝陛下にたてつく記事なんかもう決して書こうと思わないように土性骨を叩き直してやろうって親心からなんだからな(ハイチ公報) (『シャリヴァリ』による覚え書)「報道の偏りにくつわをかませるこの独創性に富んだやりかたは、古代の偏屈な守護地頭の精神修養なんかにもいいんじゃないかな」

『議会の牧歌劇』:(12)キューピッドは、生き馬の目を抜く神様だけどクジャクみたいにうぬぼれ屋、/捻挫する危険もなんのその、ひらりとテーブルへ跳びのり、/その身がまったくもって美しいことを証明しちゃおうと/2本のろうそく立ての間でみんなに裸身さらして見せてるよ!

『当世慈善家鑑』:(17)「市長閣下・・・閣下の町につかのま滞在いたしますこの折に、私どもが貧しい人々のための大慈善演奏会を催してはどうかとご提案しにまいりました・・・その興行収入からは私どもの出張経費しか、びた一文差っ引いたりはいたしませんし、・・・その経費というのも、800フランを上回ることはございません」

『できごと』:(278)「そうなんですよ、フリボションさんちの奥さん、3週間前にボルドーでとっても大きな地震があったのよ。最近じゃ、おとといの真夜中の12時と明け方の3時にはベットががたがた揺れたような気がしたわ・・・薬草屋のポタールさんが教えてくれたんだけどね・・・カリフォルニアでの掘削のしすぎを見て見ぬふりしていた政府のせいなんですって。なんでもここバティニョールでもみんなひどい目にあうことになるらしいわよ!・・・」

『望みのすべて』:(69)「さよう・・・私は自分の作品が展覧会の選にもれるという侮辱を受けたのです・・・しかも、見て下さい、私は丹精こめてわが聖人の磔刑像を描いたんです・・・釘一本たりとも描きもらしちゃいませんぞ!・・・」
![『議会百面相』:(7)[上]神々しいバロ様に向かって生意気な口をきくピエール・ルルー[下]自分の髪の毛と同じくらいもつれきった社会主義理論を開陳したピエール・ルルーは、うんうん、ちゃんとわかったぞ、と見せかけたい一心で群れ集まってくる友人たちから握手攻めにあっている](https://search.artmuseums.go.jp/jpeg/small/nmwa/0035350001.jpg)
『議会百面相』:(7)[上]神々しいバロ様に向かって生意気な口をきくピエール・ルルー[下]自分の髪の毛と同じくらいもつれきった社会主義理論を開陳したピエール・ルルーは、うんうん、ちゃんとわかったぞ、と見せかけたい一心で群れ集まってくる友人たちから握手攻めにあっている

『博物学講座』:(12)ワニザメ ここでは古代人にはタンタロスとして知られ、いまどきのドイツの中学校の理科の先生なんぞに言わせりゃ文無しの美食家だっていう、ワニザメの変種で我慢してもらわなけりゃいけない。この大食らいのクジラみたいな生き物は、食料品屋のあるとこには必ずといっていいほど、うようよしているのが見かけられる。歯はとんがっていて、長いこと使わないでいるため伸び放題、というのも、目ばっかりで物をむさぼり食らうからなんだ。これと思う獲物の前で日がな一日じいっと動かずにいるという不屈の努力を重ねたあかつきには、ときに首筋をちがえるという幸運に見舞われ、その日を終えることもあるという。欲望と希望の空費で自らを養っているので、目をみはるばかりに痩せ細っている。大海原を泳いでいるその種のほかの魚とはまったく異なり、この種のワニザメはいつも乾いたところにいる
登録日: 2023-01-17
