水禍も恐れず―と盛り上る低地帯 : まず泉尾方面の五十万坪竣工 : 大阪駅前も整理工作

芦原温泉駅竣工No.2

足羽山探鳥会No.2 芦原温泉駅竣工
鳴尾六十二万坪大埋立工事に着手 : 愈きょう盛大な着工式挙行 : 理想的工業地帯出現せん
災害記念日近づくも進捗せぬ堰堤工事 : "二百十日"までには全部竣工 : 背山の水禍防止城砦
広さも設備も東洋一の大市場 : 冷蔵庫は四階建で千八百坪 : 問題の中央市場は来月竣工
大阪と神戸をつなぐ日本一の大道路 : 淀川鉄橋の難工事も進んで竣工近ずく阪神国道
自ら一の限界あり : 職工の要求も之を超ゆ可らず : 資本家も其処に止まらざる可らず : 否れば即て失業の惨禍臻らん
日銀労働統計に示された二傾向 : 著しい女工賃銀の低下 : 恐慌の影響も目立つ
五千米突を九分で上昇 : アメリカ空軍の高速度戦闘機 : 恐るべき性能をもって四十五台竣工す
阪大工学部移転をせずに現地に堂々更生 : 災禍・福と化して : 土木建築講座も近く実現
泉州大津を中心に理想的の織物都市建設 : 二十万坪に二十の大工場 織物学校も開く
西代方面一帯が護謨工場地に化して了う程旺盛な護謨工業 : 驚くほど多額な製産 : 女工でも一日五円位儲ける
十六万坪の大玄関大阪駅改良の大計画 : 最新最大の貨物停車場も出来る : 今年度下半期から愈工事に着工
不良住宅密集地を明朗な工場地帯に : まず低湿地の五千戸を取壊す 都市浄化に府当局の力瘤
工業恢復の時は恐るべき独逸 : 工場は一つも破壊されず : 原料の供給を待って活動 : 独逸より帰れる稲畑健次郎氏の談
奇怪極る十二万坪 : 鉄道省が九州の大貯炭場として神戸鈴木商店から買収した儘十年間も工事に着手せず
黄燐マッチの恐ろしい害毒 : 国際会議で愈禁止か : 日本に取っては打撃だが人の生命には替えられず : 工場の始末も亦容易 : 加田工学士の談
当局の失業者に対する保護方針が決す : 全国の需給調節資料を作り努めて諸工事を起し低利資金の融通方法も講ず
商業学校卒業生を相変らず盛んに争奪 : 景気の好いのは神戸ばかりじゃ無い : お隣の岡山県でも猛烈に引張凧 : 岡山県商出で最低月給四十円、最高百円とは驚いたり
縦貫鉄道高架改造に県市の尻を叩く鉄道 : 欠呻の出そうな恐しい気の永さ鉄道側では先ず鷹取の操車場を設置し次で三宮神戸間の工事に着手か : 新三宮駅と郊外電車
「一世一代口上 中村歌右衛門」「これより一世一代の口上を申上奉り升る 私義去冬顔見世は京都の約束致升たる所 病気にてアノ方を行申升て二の替り狂言差出し升たる所 又々病気さし起り其上江戸表にて九化の所作事仕升たる所 左りの足をけが致しあの方にてはなんばと申所せ(ひ)なく其まゝおして相勤升る 其怪我か折/\起り升て狂言中ばにて足の工合そこね升る事厶り升るなれども只今にては私功者になり升てそくざにはめ升れば又々狂言も出来升なれども 右病気故芝居之休日はあれこれ名医を頼升て養生致升る所 表よりはどふじや/\と尋ねに参り升る 親類ども打寄り是てはどふも表へすまず傍ばい共へも相済ぬゆへ なんで有ふと舞台を引くがよいと申升る 私も五十には二三年も間も厶り升 中/\一世一代致したふは厶り升んなれどもこう病気/\では所詮勤らぬ事なれば先中山文七殿五十才にて一世一代致され升たが役者共のよい手本て厶り升る 夫をまねび升て中村鶴介に三番叟の役を相勤させ升る これは文七殿一世一代の時泉川☆蔵中芝居より参り三番叟役相つとめ升たるかたを取升て厶り升る 私も首尾よふ舞納め升て江戸表におり升る関三十郎 此者は中村歌助と申升てわたくし弟子に厶り升る 此者に歌右衛門をゆづり 鶴助に芝翫をゆづり升て私は加賀屋市兵衛と改め素人に相成升たなれば市兵衛どふじやかはる事はないと御尋下さりませ 鰕十郎は幼少より兄弟ぶんに相成をり升れは此度一世一代仕升るに付なぜ相談はしてくれぬと涙こぼしていふてくれ升 中/\私も引たふは厶り升んなれ共病気故の事で厶り升る イヤ/\あれはあのやうに一世一代して又二三年の内に出るで有ふと思召御方も厶り升ふが中々大坂へは出升ぬ たびへは弐三年も参るつもりで厶り升 又々出るやうなさやうなみじゆくな私でも厶り升ん私弟子四十人から厶り升れは女形の□□は三光歌六におさとうし升るで厶り升る 是におり升る忰共又は弟子共の義御頼申度は厶り升れと余り長事申上ケまするとかへつて御たいくつと何事も申升ん 今月一ぱい仕り升れはあれも幼少よりなしみの事じやかつは大坂のぐわいぶんじやとおふせ合され升てたゞヱイトウ/\と御見物の程おそれなからすみからすみまでずいと奉希申上升る
Last Updated: 2025-07-22T01:00:29
Uploaded: 2025-07-23