天津を中継して南支迄邦品進出 : 冀東貿易益々振う
神妙なりナチス : 今後注意すると謝意を表明す : 日本少女の負傷事件で永井大使の折衝
荒れ狂う群集巡査派出所を占領 : 夜に入り乱暴狼藉益々募り遂に武装警官隊出動 : 鮮支人騒擾―愈よ激化
又も邦船犠牲 気遣われる吾妻丸 : 詳報を待つ不安の郵船本社 : 益々募る北海の恐怖
悪質を断って大和民族の誇りを益々高む : ナチスの向うを張って来議会に“断種法を出す
日本農民の屋敷へ爆弾五個を投ず : 家屋破壊、少女危うく負傷 : アリゾナ排日悪化
上海に又も侮日事件 : 我"出雲"乗組将校の自動車に投石、逃走す : 在留邦人の不安益々増大 陸戦隊極度に緊張
皇軍撤収後の上海の事態悪化 : 邦人の独り歩きが出来ない : 侮日行為益々続出す : 上海本社特電【二十二日発】
減少の勢を益々大にせる郵便貯金の現状 : 原因は主として復興債券の応募と不景気の為めか
満州の電話には色々な不便と故障がある : 交換手の募集難と支那少女採用 : 極端に電話を使用する支那人
長沙の暴動益々烈しく日本領事軍艦に避難 : 我が商店破壊掠奪さる : 邦人は漢口引揚の外なかろう
羽が生えて飛ぶように米価益々狂騰 : 補給米などは当てにならず : 地方の買物が殺到して相場はいよいよ混乱する
当港船舶出入状況 : 外国船は前月に比較じて総して減少したり=出港船に於いては邦船は十四隻を減じ=外国船は十一隻二万七千余噸を減ず=日本の輸出入貨物減少の反影 : 対欧貿易益々不振也
「一世一代口上 中村歌右衛門」「これより一世一代の口上を申上奉り升る 私義去冬顔見世は京都の約束致升たる所 病気にてアノ方を行申升て二の替り狂言差出し升たる所 又々病気さし起り其上江戸表にて九化の所作事仕升たる所 左りの足をけが致しあの方にてはなんばと申所せ(ひ)なく其まゝおして相勤升る 其怪我か折/\起り升て狂言中ばにて足の工合そこね升る事厶り升るなれども只今にては私功者になり升てそくざにはめ升れば又々狂言も出来升なれども 右病気故芝居之休日はあれこれ名医を頼升て養生致升る所 表よりはどふじや/\と尋ねに参り升る 親類ども打寄り是てはどふも表へすまず傍ばい共へも相済ぬゆへ なんで有ふと舞台を引くがよいと申升る 私も五十には二三年も間も厶り升 中/\一世一代致したふは厶り升んなれどもこう病気/\では所詮勤らぬ事なれば先中山文七殿五十才にて一世一代致され升たが役者共のよい手本て厶り升る 夫をまねび升て中村鶴介に三番叟の役を相勤させ升る これは文七殿一世一代の時泉川☆蔵中芝居より参り三番叟役相つとめ升たるかたを取升て厶り升る 私も首尾よふ舞納め升て江戸表におり升る関三十郎 此者は中村歌助と申升てわたくし弟子に厶り升る 此者に歌右衛門をゆづり 鶴助に芝翫をゆづり升て私は加賀屋市兵衛と改め素人に相成升たなれば市兵衛どふじやかはる事はないと御尋下さりませ 鰕十郎は幼少より兄弟ぶんに相成をり升れは此度一世一代仕升るに付なぜ相談はしてくれぬと涙こぼしていふてくれ升 中/\私も引たふは厶り升んなれ共病気故の事で厶り升る イヤ/\あれはあのやうに一世一代して又二三年の内に出るで有ふと思召御方も厶り升ふが中々大坂へは出升ぬ たびへは弐三年も参るつもりで厶り升 又々出るやうなさやうなみじゆくな私でも厶り升ん私弟子四十人から厶り升れは女形の□□は三光歌六におさとうし升るで厶り升る 是におり升る忰共又は弟子共の義御頼申度は厶り升れと余り長事申上ケまするとかへつて御たいくつと何事も申升ん 今月一ぱい仕り升れはあれも幼少よりなしみの事じやかつは大坂のぐわいぶんじやとおふせ合され升てたゞヱイトウ/\と御見物の程おそれなからすみからすみまでずいと奉希申上升る
Last Updated: 2025-07-22T01:00:29
Uploaded: 2025-07-23