空前の高値 : 今日から二銭値上 : 白米一升四十九銭 : 端境期が気遣われる : 政府は余りに呑気
春高人気濃厚 : 端境迄に新高値示現か
整理を気遣われるモラトリウム明け如何 : 株式界の空気はダレ気味
印棉安値買付困難 : 端境期に際して我紡績の買付態度注目
政府、端境期に万全策 早期供出米に奨励金 : 十月十日迄石六十銭 十月末迄四十銭
沼津初繭開市 : 最高値白二円六十一銭黄二円八十一銭 : 空前の安い相場
端境期以降の米穀輸移入高七百八十三万二千余石 : 在米高は二千二百余万石見当
石井の投米が因で白米の競争的値下 : 大阪公設市場でも一升三十銭
一時的の代用食研究 : 米の値を忘れた暢気なる階級=問題の端境期 : 国民の生活不安は果して取除かれたか
銀塊安を眺めて外米の買気細る : 買付平均値段七円六七十銭見当 : 総買付数量三十余万噸
俄然、小売白米は空前の・・・・・・・・殺人相場 : 従来の最高値五十四円三十銭を突破して : 夢ならず円一升説 : 不足に次ぐに大不足の補給米
供給を潤沢に : 政府の米価に対する方策 : 現在四大都市の在米百万石 : 端境期迄に剰余米二百万石
生糸の好況を受けた伊豆の新繭初取引 : 人気高走り高値白繭十一円十一銭 : 黄繭十円三十三銭出廻り高八十貫
遂に升五十六銭 : 何事ぞ市内小売白米が又々各等五厘方値上げ : 天候も良く豊年も見越されて
米の小売値段は一升幾許が当然か : 現在五十五銭の三等白米を農業者すら四十四銭が本当だという : 各方面の調査の回答
この端境期に前代未聞の正米の山 : 未曽有の記録大阪の在庫米 : 実に七十四万石石井一派の買突張りで米は米を呼び値は値を呼ばん
わが対支貿易―活気含みの機運 : 戦債支払い延期案の齎した銀塊相場底値引上げ観から
四囲の空気に目覚めた呉市公設市場の調査を始る : 工廠廉売所では米一升六十銭を予想し朝鮮米と外米を買込む
珍高値=五等米で円に二升 : 一等白米は石が五十四円余 : 外米混入の三等米が四十円 : 細民連中は青菜に塩
全県下の警官と憲兵を集めて警戒網を張れる八幡市 : 工場内に於る衝突頻々 : 検束者四十余名に上る : 気遣わしき本日
動乱の影響を気遣われる我対支貿易の大勢 : 本年上八ヶ月間の輸出は大正九年の同期に亜ぐ盛況を示す
受質が少なくて入質がウンと増えた : 半期の入質四百九十六万円受質は七十三万余円 : 質屋に現われた不景気の色
「一世一代口上 中村歌右衛門」「これより一世一代の口上を申上奉り升る 私義去冬顔見世は京都の約束致升たる所 病気にてアノ方を行申升て二の替り狂言差出し升たる所 又々病気さし起り其上江戸表にて九化の所作事仕升たる所 左りの足をけが致しあの方にてはなんばと申所せ(ひ)なく其まゝおして相勤升る 其怪我か折/\起り升て狂言中ばにて足の工合そこね升る事厶り升るなれども只今にては私功者になり升てそくざにはめ升れば又々狂言も出来升なれども 右病気故芝居之休日はあれこれ名医を頼升て養生致升る所 表よりはどふじや/\と尋ねに参り升る 親類ども打寄り是てはどふも表へすまず傍ばい共へも相済ぬゆへ なんで有ふと舞台を引くがよいと申升る 私も五十には二三年も間も厶り升 中/\一世一代致したふは厶り升んなれどもこう病気/\では所詮勤らぬ事なれば先中山文七殿五十才にて一世一代致され升たが役者共のよい手本て厶り升る 夫をまねび升て中村鶴介に三番叟の役を相勤させ升る これは文七殿一世一代の時泉川☆蔵中芝居より参り三番叟役相つとめ升たるかたを取升て厶り升る 私も首尾よふ舞納め升て江戸表におり升る関三十郎 此者は中村歌助と申升てわたくし弟子に厶り升る 此者に歌右衛門をゆづり 鶴助に芝翫をゆづり升て私は加賀屋市兵衛と改め素人に相成升たなれば市兵衛どふじやかはる事はないと御尋下さりませ 鰕十郎は幼少より兄弟ぶんに相成をり升れは此度一世一代仕升るに付なぜ相談はしてくれぬと涙こぼしていふてくれ升 中/\私も引たふは厶り升んなれ共病気故の事で厶り升る イヤ/\あれはあのやうに一世一代して又二三年の内に出るで有ふと思召御方も厶り升ふが中々大坂へは出升ぬ たびへは弐三年も参るつもりで厶り升 又々出るやうなさやうなみじゆくな私でも厶り升ん私弟子四十人から厶り升れは女形の□□は三光歌六におさとうし升るで厶り升る 是におり升る忰共又は弟子共の義御頼申度は厶り升れと余り長事申上ケまするとかへつて御たいくつと何事も申升ん 今月一ぱい仕り升れはあれも幼少よりなしみの事じやかつは大坂のぐわいぶんじやとおふせ合され升てたゞヱイトウ/\と御見物の程おそれなからすみからすみまでずいと奉希申上升る
Last Updated: 2025-07-22T01:00:29
Uploaded: 2025-07-23