ヒビが入らぬ鋼鉄 本多博士完成す : これで大砲も軍艦も安全! : 持余した班点除去
宛ら米空軍の分遣隊 : 空砲も撃てぬボロ軍艦 : 蘭印
浦塩の軍備 : 潜水艦約百隻砲台も完成す : 重要建物には地下室
正金の挺入れ一先ず奏功 : 不安は除去されぬが大体二十ドル関門を維持
隔世の感がある軍艦、武器の大発達 : 今日は海軍記念日 : 全艦の大砲を一人で照準をつける機械 : 二万米突の距離にある敵艦を撃つ艦載砲 : もう水雷艇は要らぬ
銅鉱湿式精煉法完成近づく : 生産費を減じ副産物を増し鉱害をも全く除去す
金百二十余万円也持ち主の知れぬ貯金帳 : 【東京管内だけでも百七十五万口】 : お持ちの方は最寄の局へお届けを…貯金局が此の暮に戸別訪問
市の渋谷収入役が外れぬポールを発明 : 之れから電車の危険の大半は除かれる 九十度の曲角や幾ら急速度でも大丈夫 持ちも三倍油は三十倍続く
大蔵省側で決した土木費削減案/補助艦建造繰延に手を触れぬ海軍予算/陸軍改革案中に含む交通機関完成案/東拓への融通停止/師団減少数など未だ何も決っていない
「一世一代口上 中村歌右衛門」「これより一世一代の口上を申上奉り升る 私義去冬顔見世は京都の約束致升たる所 病気にてアノ方を行申升て二の替り狂言差出し升たる所 又々病気さし起り其上江戸表にて九化の所作事仕升たる所 左りの足をけが致しあの方にてはなんばと申所せ(ひ)なく其まゝおして相勤升る 其怪我か折/\起り升て狂言中ばにて足の工合そこね升る事厶り升るなれども只今にては私功者になり升てそくざにはめ升れば又々狂言も出来升なれども 右病気故芝居之休日はあれこれ名医を頼升て養生致升る所 表よりはどふじや/\と尋ねに参り升る 親類ども打寄り是てはどふも表へすまず傍ばい共へも相済ぬゆへ なんで有ふと舞台を引くがよいと申升る 私も五十には二三年も間も厶り升 中/\一世一代致したふは厶り升んなれどもこう病気/\では所詮勤らぬ事なれば先中山文七殿五十才にて一世一代致され升たが役者共のよい手本て厶り升る 夫をまねび升て中村鶴介に三番叟の役を相勤させ升る これは文七殿一世一代の時泉川☆蔵中芝居より参り三番叟役相つとめ升たるかたを取升て厶り升る 私も首尾よふ舞納め升て江戸表におり升る関三十郎 此者は中村歌助と申升てわたくし弟子に厶り升る 此者に歌右衛門をゆづり 鶴助に芝翫をゆづり升て私は加賀屋市兵衛と改め素人に相成升たなれば市兵衛どふじやかはる事はないと御尋下さりませ 鰕十郎は幼少より兄弟ぶんに相成をり升れは此度一世一代仕升るに付なぜ相談はしてくれぬと涙こぼしていふてくれ升 中/\私も引たふは厶り升んなれ共病気故の事で厶り升る イヤ/\あれはあのやうに一世一代して又二三年の内に出るで有ふと思召御方も厶り升ふが中々大坂へは出升ぬ たびへは弐三年も参るつもりで厶り升 又々出るやうなさやうなみじゆくな私でも厶り升ん私弟子四十人から厶り升れは女形の□□は三光歌六におさとうし升るで厶り升る 是におり升る忰共又は弟子共の義御頼申度は厶り升れと余り長事申上ケまするとかへつて御たいくつと何事も申升ん 今月一ぱい仕り升れはあれも幼少よりなしみの事じやかつは大坂のぐわいぶんじやとおふせ合され升てたゞヱイトウ/\と御見物の程おそれなからすみからすみまでずいと奉希申上升る
Last Updated: 2025-11-18T01:58:16
Uploaded: 2025-11-19