船体から火花が散る : 羅針盤も時計も狂って仕舞う : 電気で動く特務艦神威

磁気羅針盤

磁気羅針盤
業者も諦め早仕舞 / 三池堂々の優勝 / 落盤でまた犠牲
噸数は減っても新式艦を建造 : 駆逐艦潜水艦の隻数は減る : 海軍の補助艦建造方針
正に晴天の霹靂 : 議会解散の一刹那 : 火事と解散と間違えて大混雑緊張し切った院外の群衆も呆気に取られて大混乱中に退散
尺度から商品へ転向した黄金 : 亡びぬ威力を繞って今年も世界経済転手古舞
見舞金も出さぬ : 約款厳守方針の火保会社 : 生保は即時払と料金二月延期 : 豆相震災と関係の財界
花が散って見ると不景気のドン底 : 神戸港の滞貨二十四万噸 : 金がないから受取れない : 鮟鱇仲仕も食いはぐれ
店はみな早仕舞 全国会議所圧倒的賛成で商店法・愈々議会へ : 酒・ソバの出前もお気の毒様
いよいよ本舞台 : 第三週に入った軍縮会議 : 巡洋艦問題の討議がはじまる : 英米とも悲観説が多い
外国会社に使われる職工の哀み : 一気呵成の進工方針から多数の負傷者を出し : 現に発狂者も
遂に営業停止を喰った和美信用組合の醜態 : 陰謀の張本人張某ら尚おも策動 : 当局では都合によっては解散を命ずる方針
頭をもちあげた素晴らしい建築熱 : 着手をためらった人々は大あせり 各請負はテンテコ舞 : 更に材料の狂騰見越し
経済界の羅針盤たるべく学者実業家挙って : 全国経済調査機関連合会を組織する創立総会は四日午後一時鉄道協会に : 発起には農商務大蔵
「浪花道頓堀大歌舞妓舞台惣稽古之図」「あらし小六」「浅尾工左衛門」「嵐吉三郎」「浅尾額十郎」「市川鰕十郎」「此外芝居表の景気楽屋之体いつれも近々出板仕候間御求御覧可被下候」

「軽気球に乗てのがれんとする図」「第十一日目悪空の為に人ハ唖又は聾なる図」「第十二日目 地上動揺して人家崩破裂の地底に埋むる図」 「第十三日目 天の衆星悉く雨の如く降る図」「第十四日目 世界の男女が皆死んで仕舞図」「第十五日目 煙出るも噴火の山も谷も川も溶解図」
「一世一代口上 中村歌右衛門」「これより一世一代の口上を申上奉り升る 私義去冬顔見世は京都の約束致升たる所 病気にてアノ方を行申升て二の替り狂言差出し升たる所 又々病気さし起り其上江戸表にて九化の所作事仕升たる所 左りの足をけが致しあの方にてはなんばと申所せ(ひ)なく其まゝおして相勤升る 其怪我か折/\起り升て狂言中ばにて足の工合そこね升る事厶り升るなれども只今にては私功者になり升てそくざにはめ升れば又々狂言も出来升なれども 右病気故芝居之休日はあれこれ名医を頼升て養生致升る所 表よりはどふじや/\と尋ねに参り升る 親類ども打寄り是てはどふも表へすまず傍ばい共へも相済ぬゆへ なんで有ふと舞台を引くがよいと申升る 私も五十には二三年も間も厶り升 中/\一世一代致したふは厶り升んなれどもこう病気/\では所詮勤らぬ事なれば先中山文七殿五十才にて一世一代致され升たが役者共のよい手本て厶り升る 夫をまねび升て中村鶴介に三番叟の役を相勤させ升る これは文七殿一世一代の時泉川☆蔵中芝居より参り三番叟役相つとめ升たるかたを取升て厶り升る 私も首尾よふ舞納め升て江戸表におり升る関三十郎 此者は中村歌助と申升てわたくし弟子に厶り升る 此者に歌右衛門をゆづり 鶴助に芝翫をゆづり升て私は加賀屋市兵衛と改め素人に相成升たなれば市兵衛どふじやかはる事はないと御尋下さりませ 鰕十郎は幼少より兄弟ぶんに相成をり升れは此度一世一代仕升るに付なぜ相談はしてくれぬと涙こぼしていふてくれ升 中/\私も引たふは厶り升んなれ共病気故の事で厶り升る イヤ/\あれはあのやうに一世一代して又二三年の内に出るで有ふと思召御方も厶り升ふが中々大坂へは出升ぬ たびへは弐三年も参るつもりで厶り升 又々出るやうなさやうなみじゆくな私でも厶り升ん私弟子四十人から厶り升れは女形の□□は三光歌六におさとうし升るで厶り升る 是におり升る忰共又は弟子共の義御頼申度は厶り升れと余り長事申上ケまするとかへつて御たいくつと何事も申升ん 今月一ぱい仕り升れはあれも幼少よりなしみの事じやかつは大坂のぐわいぶんじやとおふせ合され升てたゞヱイトウ/\と御見物の程おそれなからすみからすみまでずいと奉希申上升る
Last Updated: 2025-11-18T01:58:16
Uploaded: 2025-11-19