宝石の真偽を忽ち裁く新発明 : 療養にも使われるドルノー光線 : 浅田学士の実験成功
光線砲の脅威 : 人体に触るれば忽ち硬直 : 仏国の実験大成功
首尾よし初実験 : 待望の光線電話と水銀灯送画 : 阪大浅田博士の凱歌
世界医界の謎を解く―わが国最初の研究所と病院 : 癌の治療に光明線
光線電話 秘密通話にまた新考案 : 簡単で実用的な装置 鯨井博士の成功
宛らの殺人光線で極秘のモシモシ : 科学ニッポンの誇り高く : 塩見研究所 浅田学士の発明 : 紫外線電話
飛行機の発動機に革命 : 原油を使って素晴しい成功 : 伯林で行われた実験飛行
外部から聴けぬ無線電話に成功 : 丹羽博士の新発明 近く本社機を利用して試験
わが新提案を真向から拒絶 : 重光代理公使、王部長会見 : 南京本社特電【六日発】 : 再開の日支法権交渉忽ち坐礁
少年期に注射すれば結核菌を撲滅出来る : 予防液の実験で確信を握った : 刀根山療養所有馬博士の報告
「一世一代口上 中村歌右衛門」「これより一世一代の口上を申上奉り升る 私義去冬顔見世は京都の約束致升たる所 病気にてアノ方を行申升て二の替り狂言差出し升たる所 又々病気さし起り其上江戸表にて九化の所作事仕升たる所 左りの足をけが致しあの方にてはなんばと申所せ(ひ)なく其まゝおして相勤升る 其怪我か折/\起り升て狂言中ばにて足の工合そこね升る事厶り升るなれども只今にては私功者になり升てそくざにはめ升れば又々狂言も出来升なれども 右病気故芝居之休日はあれこれ名医を頼升て養生致升る所 表よりはどふじや/\と尋ねに参り升る 親類ども打寄り是てはどふも表へすまず傍ばい共へも相済ぬゆへ なんで有ふと舞台を引くがよいと申升る 私も五十には二三年も間も厶り升 中/\一世一代致したふは厶り升んなれどもこう病気/\では所詮勤らぬ事なれば先中山文七殿五十才にて一世一代致され升たが役者共のよい手本て厶り升る 夫をまねび升て中村鶴介に三番叟の役を相勤させ升る これは文七殿一世一代の時泉川☆蔵中芝居より参り三番叟役相つとめ升たるかたを取升て厶り升る 私も首尾よふ舞納め升て江戸表におり升る関三十郎 此者は中村歌助と申升てわたくし弟子に厶り升る 此者に歌右衛門をゆづり 鶴助に芝翫をゆづり升て私は加賀屋市兵衛と改め素人に相成升たなれば市兵衛どふじやかはる事はないと御尋下さりませ 鰕十郎は幼少より兄弟ぶんに相成をり升れは此度一世一代仕升るに付なぜ相談はしてくれぬと涙こぼしていふてくれ升 中/\私も引たふは厶り升んなれ共病気故の事で厶り升る イヤ/\あれはあのやうに一世一代して又二三年の内に出るで有ふと思召御方も厶り升ふが中々大坂へは出升ぬ たびへは弐三年も参るつもりで厶り升 又々出るやうなさやうなみじゆくな私でも厶り升ん私弟子四十人から厶り升れは女形の□□は三光歌六におさとうし升るで厶り升る 是におり升る忰共又は弟子共の義御頼申度は厶り升れと余り長事申上ケまするとかへつて御たいくつと何事も申升ん 今月一ぱい仕り升れはあれも幼少よりなしみの事じやかつは大坂のぐわいぶんじやとおふせ合され升てたゞヱイトウ/\と御見物の程おそれなからすみからすみまでずいと奉希申上升る
Last Updated: 2025-07-22T01:00:29
Uploaded: 2025-07-23