
『中国を旅すれば』:(2) 旅券 中国を訪れる外国人は絶対必要不可欠な手つづきに従わせられる。用紙を渡され、そこに自分がそう見られたい年齢や、やっていると称してる職業や、生まれたと決めつけて悦に入れそうな場所を記入する。それが全部終わるとこんどはだれにでも当てはまるような特徴の詳細な記述がだらだらとあって、それやこれやののちに、2フランの心づけにもかかわらず、中国政府はありがた迷惑にもその外国人に援助と手助けを1年間、貸付けてくれようとみなしてくれる

『中国を旅すれば』:(4)船宿 ホテルの支配人と称するこの男―中国での話なんだが―それよりなにより港じゃ天下ご免の盗っ人って言ってもいいくらいのやつなんだが・・・やつが一切合財、勘定に入れてんのをとやかく言おうもんなら、たとえばあんたがやつに注文しなかった晩飯の数だとか―あんたがやつにさせなかった使いっ走りの回数だとか―あんたに給仕しなかったウェイターの人数だとか―あんたがもう支払った手荷物の運び賃だとか、そしたら丁重な答えが返ってくるぞ。「お客しゃん、おれたちゃいつだって勘定してんだ、いつだってね・・・それが中国の習慣なんだよ!・・・」

『できごと』:(65)プロイセンのヘラクレスの功業「彼は持ち上げられるか?持ち上げられないか?」

『中国にて』:(19)チン=チンや・・・、汝は吉報をもたらした!・・・近う寄って、朕のおそれ多くもかしこき靴の、おそれ多くもかしこき塵芥に口づけするという大いなる誉れに、もったいなくも浴すがよいぞ!・・・

『ヨブ記への挿絵』:ヨブにその不幸を告げる使者たち

『法曹界の人々』:(34)「また控訴院で負けちゃいましてねえ・・・まだ最高裁があるってのにこの人ったらこんなにがっくりきちゃってるんですよ!・・・」

これじゃあ、おれたちも殺されたかいがあるってもんだ!

『できごと』:(86)最終稿 こうした努力のかいもなきにしもあらずや、彼はようやっと目玉をぐるっと裏返し、永遠の忘却の懐へと持って生まれた体質のまんま、いかにも立憲体制派新聞的に眠り込んだのだった

『できごと』:(108)(マリー・ミニョーの役を演じている)ベルナール・レオン ・・・自分の時間割ってもんをかき乱されたら、料理をどんなにひどいもんにしちまうか、もしも、おまえにわかっておればのう!

『できごと』:(29)エリゼ宮の扉の前で「閣下、自分はここにいないと皇太子が私めにたった今おっしゃいました!」「なにっ!われわれの助言にはもう耳を貸さないということか?」「じゃー、なんと申しますか、えー、閣下があれやこれやと吹き込まれたことに皇太子は腹を立てたんでございましょう・・・」「なんて不幸なフランスよ!ああ、なんて不幸な皇太子なんだろう!」

『中国を旅すれば』:(10)中国の真っ正直 ちょっとした手ちがいで債権者に80パーセントくれてやった哀れな男は破産させられ、赤っ恥をかかされ、身を滅ぼしたあげく、これまでやってきたことすべてがおじゃんになるのを見るはめになる・・・人によく思われたり、世の中に笑顔で受け入れられたいんだったら、取るべき道はただ一つ・・・それはね、もっとずっと大それた規模でまた一からはじめて、こんどはびた一文たりともくれてやんないこった

『できごと』:(200)ナポリの刑務所訪問 グラッドストン氏「それで、この男はいったいなんて呼ばれてるのかね?そんなに悪党面してないな?」看守「ぜんぜんわからないってのか? 奴はカルロ・ポエーリョって名の1848年の共和制内閣んときの扇動政治家さ。世にも立派な王様たちのお情けで、おいらたちがこの人殺し連中をしっかり鎖でつないでおいたから、こいつもちっとはましになったってもんよ。でもよ、万が一晴れて自由の身になったとしても、こいつはきっと自分がどこのどいつだかわからんようになっちまってるさ」

『望みのすべて』:(24)あの人はあすこでパイプを吸っていたせいで、顔も腹の中も真っ黒になっちまったんだな!

『人騒がせな連中と小心者』:(7)「あいつら召集太鼓を叩いてるみたいね・・・わかってるわよ、でもアドルフ行っちゃだめ・・・あたしたちの間に生まれてたかもしれなかった子どもたちの名にかけても!・・・」

『中国を旅すれば』:(3) 税関 税関に着くと、旅行者はつつき回され、あちこち探られて、裸にむかれ、身ぐるみはがれる―服は入国できない、そんなものは中国で作られているから。―かつらもだめ、そんなものは作られてないから。―長靴もだめ、皮はご法度だから。―浣腸ポンプもだめ、なんか変な器具だから・・・。―なんでもかんでも没収して、残りのものには関税を支払わせる、で、それがすんだら、空気みたいに身軽になってるってわけ・・・

「ヨブ記」より 第4図: ヨブにその不幸を告げる使者たち 『ヨブ記』1:1-17節

『できごと』:(145)ヨーロッパの新聞記者風情が畏れ多くも陛下の行政行為をあれこれ論評しやがったのを知ったスルーケ皇帝は、そのとんでもねえ野郎をふんづかまえにやって来て、煮えたぎったタールをどっぷり入れた釜ん中へぶち込んでやったとさ─それってのもこのへぼ文士にちょいとお灸を据えてやって、皇帝陛下にたてつく記事なんかもう決して書こうと思わないように土性骨を叩き直してやろうって親心からなんだからな(ハイチ公報) (『シャリヴァリ』による覚え書)「報道の偏りにくつわをかませるこの独創性に富んだやりかたは、古代の偏屈な守護地頭の精神修養なんかにもいいんじゃないかな」

『できごと』:(189)ジョン・ブルはテオドロスの息子と切っても切れない絆で結ばれていることを誓う

『できごと』:(105)アイソンの若返りにならって『コンスティテューショネル』の若返り デ・ショムプル先生の本読んだら、すんごく年取ったアイソンってやつが、マシュマロの素やらトカゲやら甘草やらヒキガエルやら、なにやら薬味みたいなもんをごった混ぜにした鍋で自分をぐつぐつ煮て、完璧に若返ってたんだ・・・これだよこれ、だけどもうこの煮物のちゃんとした作り方はわかんなくなっちゃってるって、そりゃあそうだろうな・・・しょうがないからこっちはこっちで、こんなんでいいかなってのを作ってはみたんだけど、これがまたぞっとするほど高いもんについちまって!やれやれ、これじゃわが老いぼれちゃんをガナ氏詰めにして・・・、ジャムにでもしてとっといたほうがましじゃねえかって気がしてきたとこさ!

『友だち』:(7)「あなたに友人をご紹介いただき、彼に私の卓越した新聞、『ユーロペアン』紙が最近売り出した20株の株主になっていただくことができ、本当に良かったです・・・ご友人にとってはまたとない取り引きですし、あなたもきっとあとで、彼から大いに感謝されますよ!・・・」

『そんじょそこらで、てんやわんや』:(3)「いよう!若えの、握手しようぜ、がっちりと・・・、ようし、それでいいぜ」(密かに)いやはや、まいったなこりゃ、いてててて!(でっかい男の友情ってのは、まるで超弩級の万力)

『そんじょそこらで、てんやわんや』:(3)「いよう!若えの、握手しようぜ、がっちりと・・・、ようし、それでいいぜ」(密かに)いやはや、まいったなこりゃ、いてててて!(でっかい男の友情ってのは、まるで超弩級の万力)

『博物学講座』:(12)ワニザメ ここでは古代人にはタンタロスとして知られ、いまどきのドイツの中学校の理科の先生なんぞに言わせりゃ文無しの美食家だっていう、ワニザメの変種で我慢してもらわなけりゃいけない。この大食らいのクジラみたいな生き物は、食料品屋のあるとこには必ずといっていいほど、うようよしているのが見かけられる。歯はとんがっていて、長いこと使わないでいるため伸び放題、というのも、目ばっかりで物をむさぼり食らうからなんだ。これと思う獲物の前で日がな一日じいっと動かずにいるという不屈の努力を重ねたあかつきには、ときに首筋をちがえるという幸運に見舞われ、その日を終えることもあるという。欲望と希望の空費で自らを養っているので、目をみはるばかりに痩せ細っている。大海原を泳いでいるその種のほかの魚とはまったく異なり、この種のワニザメはいつも乾いたところにいる

『ラ・タウロマキア』:マドリードの闘牛場の無蓋席で起こった悲劇とトレホーン市長の死
登録日: 2023-01-17
