
『聖アントワーヌの誘惑』第1集:表題紙

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:至る所に瞳が燃えさかる

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:彼は青銅の壺を持ち上げる

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:・・・緑色の目をしたキマイラが回転し、咆吼する

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:そして、あらゆる種類の恐ろしい動物達が現れる

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:・・・そして太陽のまさに円盤の中に、イエス=キリストの顔が輝く

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:それは薔薇の冠を被った死の頭部である。それは真珠貝の白さを持つ女の胴体に君臨している

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:それから魚の体に人間の頭を持った奇妙なものが現れる
『聖アントワーヌの誘惑』(第3集再版)Ⅱ. 聖アントワーヌ:主よ!助けたまえ!

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:・・・まず最初に水溜まり、次いで娼婦、神殿の隅、兵隊の姿、後ろ足で立つ二頭の白い馬に曳かれた戦車

『聖アントワーヌの誘惑』第1集:・・・そして空から舞い降りてきた一羽の大きな鳥が、彼女の髪の頂きに襲いかかる・・・

ヨハネ黙示録(10)《-そして、彼を惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた、そこには獣もにせ予言者もいて;》

新たなる聖アントニウスの誘惑 ちょうどまさにこんなときに、ヴェロンという名の偉大なる巨漢の罪人が、神の恩寵にふれたと思い込んだのだった。新聞稼業は神父生活みたいなもんだった、と顧みて彼は隠者になり、モンマルトルの険しい山また山の懐にある荒れ地へと引きこもった。そこで彼は昼夜を問わずお祈り三昧をつづけて、悔悛のしるしに『コンスティテューショネル』の定期購読者名簿を再読しつづけるという苦行をみずからに課したのだった─食べ物といえばルニョーの練り薬だけで、それもヴェロンはごくたまに、ほんのちょっぴり口にしただけだった。─悪魔は、このいかにもいい子ぶった、思いもよらない宗旨変えにいらいらして、聖ヴェロンを誘惑して屈服させるのに手を変え品を変えしてみたのだが、われらが気高き修道士は、このところ自分にとってずいぶんと魅力的に映っていたいろんなものに、あっぱれ抗う術を心得ていたのだった。みずからヴェロン誘惑に乗り出し『コンスティテューショネル』となってやってきた大魔王サタンは、パリへ戻る道すがら怒り狂っていたらしい。─モンマルトルの隠者は爾来もっとも偉大なる聖人に列せられ、パリジャンの報道関係者の誉れとなって、とくに鼻風邪をひいた不運な人々の嘆願を受けている
登録日: 2023-01-17
