断の一字のみ : ローマ本社無線電話二十四日 : "焦土外交"はより物凄く今や伊国にあり : イタリー新聞主筆 ガイダ氏の気焔
世界の今後は結局独裁だ : 国家主義即国際主義 : ヒトラ首相豪語す
独逸の危機を傍観せぬ : 我れに八百万の大軍ありと豪語するトロツキー氏
日蘭正式会商 あす、開会に決す : 両首席代表、蘭印総督の協議 : 先方の焦躁に反し我は悠々たる落着ぶり
伊エ紛争を繞って微妙な欧洲の外交戦 : ム首相も三国条約に牽制され英仏との関係調整に腐心の態
英国の対外政策 : 「戦禍の絶滅は我に委ねよ」 : 外相議会で豪語 : 三党首火花を散らして論戦
我等今度の運動は『民族主義の徹底』 : 妥協交渉のため奉天に乗込む : 蒙古青年党首領郭氏語る
今日から東方会議 : 統一ある外交を徹底的に行う手段 : 対支政策は僕の胸にある…田中首相全快して帰京
今更ら我輩が出る幕であるまい : 新党運動と審議会は別個 : 鉄相と会見後高橋蔵相語る
岡田首相の施政方針演説 : 時局に処する途は一に挙国一致にあり : 今後の国防、覚悟を要す : 我国体の神髄を顕揚
明日愈々生れ出る我等の首都『大東京』 : 八百八町も今は夢物語と化して人口実に世界第二位
日本の戦争準備は世界周知の事実 : 我々の国境防備も既に全く成った : いざ戦争の場合―必勝の確信あり : ソ連陸海軍人民委員長 ヴォロシロフ氏豪語す
財界の好景気不景気を物語って居る諸相場大変動の状勢 : 一起一伏の波瀾を重ね各特殊の径路を辿って居るが今後如何に成行くであろうか
今更に驚かれる富豪連の脱税振 : 年収三万円が一躍五十万円に六七百円の重役が二十万円に跳上る : 暴露した新税法の照魔鏡 : 甘く逃れた公債と大臣の交際費 : 正直な庶民階級変りなし
「一世一代口上 中村歌右衛門」「これより一世一代の口上を申上奉り升る 私義去冬顔見世は京都の約束致升たる所 病気にてアノ方を行申升て二の替り狂言差出し升たる所 又々病気さし起り其上江戸表にて九化の所作事仕升たる所 左りの足をけが致しあの方にてはなんばと申所せ(ひ)なく其まゝおして相勤升る 其怪我か折/\起り升て狂言中ばにて足の工合そこね升る事厶り升るなれども只今にては私功者になり升てそくざにはめ升れば又々狂言も出来升なれども 右病気故芝居之休日はあれこれ名医を頼升て養生致升る所 表よりはどふじや/\と尋ねに参り升る 親類ども打寄り是てはどふも表へすまず傍ばい共へも相済ぬゆへ なんで有ふと舞台を引くがよいと申升る 私も五十には二三年も間も厶り升 中/\一世一代致したふは厶り升んなれどもこう病気/\では所詮勤らぬ事なれば先中山文七殿五十才にて一世一代致され升たが役者共のよい手本て厶り升る 夫をまねび升て中村鶴介に三番叟の役を相勤させ升る これは文七殿一世一代の時泉川☆蔵中芝居より参り三番叟役相つとめ升たるかたを取升て厶り升る 私も首尾よふ舞納め升て江戸表におり升る関三十郎 此者は中村歌助と申升てわたくし弟子に厶り升る 此者に歌右衛門をゆづり 鶴助に芝翫をゆづり升て私は加賀屋市兵衛と改め素人に相成升たなれば市兵衛どふじやかはる事はないと御尋下さりませ 鰕十郎は幼少より兄弟ぶんに相成をり升れは此度一世一代仕升るに付なぜ相談はしてくれぬと涙こぼしていふてくれ升 中/\私も引たふは厶り升んなれ共病気故の事で厶り升る イヤ/\あれはあのやうに一世一代して又二三年の内に出るで有ふと思召御方も厶り升ふが中々大坂へは出升ぬ たびへは弐三年も参るつもりで厶り升 又々出るやうなさやうなみじゆくな私でも厶り升ん私弟子四十人から厶り升れは女形の□□は三光歌六におさとうし升るで厶り升る 是におり升る忰共又は弟子共の義御頼申度は厶り升れと余り長事申上ケまするとかへつて御たいくつと何事も申升ん 今月一ぱい仕り升れはあれも幼少よりなしみの事じやかつは大坂のぐわいぶんじやとおふせ合され升てたゞヱイトウ/\と御見物の程おそれなからすみからすみまでずいと奉希申上升る
Last Updated: 2025-11-18T01:58:16
Uploaded: 2025-11-19