小型の漁船へデイゼル取付成功 : 二年間の精進遂に酬われて五人兄弟に凱歌あがる
毛織物関税引上南阿遂に中止 : わが折衝成功
西灘の火災に兄弟の二少年無残の死を遂ぐ : 継母のみは身を以て危くも免る : 主人の不在中に夜半の椿事 : □も狂わしい惨死兄弟が生みの母
徒弟制度の復活 : 五ケ年の無報酬修業時代を設け独逸遂にギルド国家へ
水陸両用戦車 : 軍部の苦心遂に酬わる : きょう晴れの献納式
これこそ理想的自動遮断機の発明 : 十幾年の辛酸遂に酬わる
高商問題に纏わる市議の醜裏面 : 所有地を敷地に押付之れを助くる義兄弟
クレゾールからベークライト原料抽出に成功 : ちかく本格的に操業開始 : 宮本技師の苦心酬わる
海水石鹸製造に見事成功す : 一青年の努力遂に酬いられて海国日本に一快打 : 非常時発明
鉄の貧鉱をみごと富鉱再生に成功 : 曹達利用で七十パーセントへわが工業界に凱歌
三青年が発明した純国産トーキー : 撮影と映写機に成功した歯科医と芝居茶屋の兄弟
北太平洋東部出漁 : 侵略呼ばわりの不当を強硬反駁 : 米国、カナダの謬論に応酬 : 海洋漁業振興協会声明
仏国が独特と誇るセーブル陶器製作に成功 : わが製陶界に気を吐いた美術校の沼田教授 : 十余年の苦心酬いられ
一万噸級巡洋艦で米国遂に譲歩の決意 : かわりに小型艦で穴うめ : 英米の均勢問題愈よ解決か
「一世一代口上 中村歌右衛門」「これより一世一代の口上を申上奉り升る 私義去冬顔見世は京都の約束致升たる所 病気にてアノ方を行申升て二の替り狂言差出し升たる所 又々病気さし起り其上江戸表にて九化の所作事仕升たる所 左りの足をけが致しあの方にてはなんばと申所せ(ひ)なく其まゝおして相勤升る 其怪我か折/\起り升て狂言中ばにて足の工合そこね升る事厶り升るなれども只今にては私功者になり升てそくざにはめ升れば又々狂言も出来升なれども 右病気故芝居之休日はあれこれ名医を頼升て養生致升る所 表よりはどふじや/\と尋ねに参り升る 親類ども打寄り是てはどふも表へすまず傍ばい共へも相済ぬゆへ なんで有ふと舞台を引くがよいと申升る 私も五十には二三年も間も厶り升 中/\一世一代致したふは厶り升んなれどもこう病気/\では所詮勤らぬ事なれば先中山文七殿五十才にて一世一代致され升たが役者共のよい手本て厶り升る 夫をまねび升て中村鶴介に三番叟の役を相勤させ升る これは文七殿一世一代の時泉川☆蔵中芝居より参り三番叟役相つとめ升たるかたを取升て厶り升る 私も首尾よふ舞納め升て江戸表におり升る関三十郎 此者は中村歌助と申升てわたくし弟子に厶り升る 此者に歌右衛門をゆづり 鶴助に芝翫をゆづり升て私は加賀屋市兵衛と改め素人に相成升たなれば市兵衛どふじやかはる事はないと御尋下さりませ 鰕十郎は幼少より兄弟ぶんに相成をり升れは此度一世一代仕升るに付なぜ相談はしてくれぬと涙こぼしていふてくれ升 中/\私も引たふは厶り升んなれ共病気故の事で厶り升る イヤ/\あれはあのやうに一世一代して又二三年の内に出るで有ふと思召御方も厶り升ふが中々大坂へは出升ぬ たびへは弐三年も参るつもりで厶り升 又々出るやうなさやうなみじゆくな私でも厶り升ん私弟子四十人から厶り升れは女形の□□は三光歌六におさとうし升るで厶り升る 是におり升る忰共又は弟子共の義御頼申度は厶り升れと余り長事申上ケまするとかへつて御たいくつと何事も申升ん 今月一ぱい仕り升れはあれも幼少よりなしみの事じやかつは大坂のぐわいぶんじやとおふせ合され升てたゞヱイトウ/\と御見物の程おそれなからすみからすみまでずいと奉希申上升る
Last Updated: 2025-07-22T01:00:29
Uploaded: 2025-07-23