
翔
京都国立近代美術館
国立美術館所蔵作品総合目録

枯葉の舞い
埼玉県立近代美術館
埼玉県立近代美術館収蔵作品

羽衣翻飜(はごろもほんぼん)
東京国立近代美術館
国立美術館所蔵作品総合目録

爽秋蝶舞
京都国立近代美術館
国立美術館所蔵作品総合目録
夏の暑さにあえぐアオサギ
大阪市立自然史博物館
動物行動の映像データベース

(午前五時半 雑踏の翌朝路上には名残の反古が風に舞う ナンバ附近)
東京都写真美術館
東京ミュージアムコレクション

(左)山の向こうの中腹のちっぽけな村はすでに見えなくなり、ふたたび春が巡ってきた。葡萄の木はあたかも塀の笠石の下を匍う病める大蛇のように見える。生あたたかい空気のなかを褐色の光が動きまわっていた。似たりよったりの毎日が作りだす空白は伐り残した若木まで切り倒すだろう。日々の暮らしのなかで樹木の茂みは岩のように突き出ている。 (右)自分の暮らした村がこんなに小さく思われたことはない。太陽が姿をみせた。背の高いポプラの林は風に吹き動かされる砂浜のような格好をしている。切れ目のないその連続を見ているだけで眼がくらんでくる。変り映えしない日々の連続に酔うことができたなら象や蛇をしとめた気にもなれる。蝶が舞うようにそんな風に彼はものを識ったのである。
東京都現代美術館
東京ミュージアムコレクション
最終更新日: 2023-04-19
登録日: 2023-08-20